クルマをローンで買う人の割合は?選ぶ人が増加している?

「クルマをローンで買う人の割合はどれぐらい?」
「クルマの購入時に、ローンを選ぶ人の割合が増えているのはなぜ?」

本記事では、クルマをローンで買う人の割合や、ローンを選ぶ人の割合が増えている理由を解説します。

クルマをローンで買う人の割合は?

日本自動車工業会の「乗用車市場動向調査」では、ローンでクルマを購入する人の割合は全体の約3~4割。年代別の詳細データを見てみましょう。

車両代金の支払い方法

車の購入時期クレジット
(※分割)
残価設定型の
クレジット
一括払いリース
2018ー2019年1920574
2016ー2017年2214632
2014ー2015年228691
2012ー2013年205750
2010ー2011年253721

上記の結果を見ましたら、現金一括払いで車を購入する人が、おおよそ6~7割を占めていることがわかります。一方で、2014年以降は、一括払いの割合が減り、残価設定型クレジットやリースの利用が急激に増えています。

クルマの買い方は、年々徐々に変化していると言えます。所有から利用へとニーズがシフトする中で、契約期間終了後の返却や乗り換えが選択しやすい残価設定クレジットや、リースの人気が高まっていると推察できます。

クルマの購入時に、ローンを選ぶ人の割合が増えているのはなぜ?

自分のニーズに合わせてローンの種類を選べることが、ローンを選ぶ人が増えている理由のひとつです。ここでは、ローンの種類をご紹介します。

それぞれの特徴も解説しますので、ローン購入を検討している方は参考にしてください。

分割ローンなら、まとまった資金がなくても車が買える

割賦ローンとは、購入代金をあらかじめ決められた分割払いにする方法です。分割回数は36回、48回、60回など、購入時に決めます。その後、顧客は毎月一定額を支払ってローンを返済します。

支払い回数によって、36回払いを3年ローン、60回払いを5年ローンと呼ぶこともあります。ただし、一般的には支払い回数が指定されています。

こちらの方法であれば、購入時にまとまった資金が手元になくても、車を購入することができます。一方で、支払いに金利が上乗せされ、支払総額が増える点には注意が必要です。

残価設定型のローンは、月々の支払い負担を軽減できる

残価設定型のローンでは、ローン総額から車両の残価を差し引いた金額を毎月分割で支払います。残価とは、ローン契約終了時の車両の下取り価格のことで、経過年数や走行距離に応じて算出されます。総額から残価を差し引いた金額を月賦で支払うため、分割払いに比べて、月々の負担は軽いです。

一方で、残価は最終支払日に清算する必要があります。残価を精算する方法には、車を返却する、返却後に新車を購入する、一括で支払う、分割ローンを再度支払うなどの方法があります。月々の走行距離に上限があるのも、残価設定ローンの特徴です。

上限を超えると、追加料金が発生する場合があります。また、車両の劣化や損傷が激しい場合は追加料金が発生することもあるので、注意しましょう。

オートローンの借入先もニーズに合わせて選べる

オートローンの借入先も、ニーズに合わせて多くの種類から選ぶことができます。大きく分けると、金融機関のマイカーローンと、ディーラーローンの2種類があります。マイカーローンは、フリーローンよりも金利が低いのが特徴です。

しかし、金融機関での手続きや、必要書類を自分で用意しなければならず、手間なのがデメリットです。

ディーラーローンの場合は、ディーラーと提携している信販会社が融資を行います。ローン契約は車の契約と同時に行えるため、面倒な手続きは必要はありません。また、審査も銀行に比べると緩いです。ただし、金利がマイカーローンより高いというデメリットがあります。

ローンを組んでも月々の支払額を減らすには?

一括で車を購入しない場合でも、維持費や保険などすべての出費を綿密に計画すれば、金利をカバーできる可能性があります。

税金は選ぶ車の年式や排気量にもよりますが、自動車保険は上手に選べば節約できるかもしれません。複数の保険会社の料金や、サービスを比較するのが良いでしょう。

また、車を乗り換える場合、購入価格によって借りられるローンの額が変わってきます。買取価格とディーラーでの下取り価格だけでなく、ディーラーでの査定額も比較すると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?クルマをローンで買う人の割合や、ローンを選ぶ人の割合が増えている理由を解説しました。

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「一括で車を購入すると、貯蓄が大幅に減ってしまうが、ローンを組むのは得策ではない。」という方は、ぜひリースを検討してみてください。

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