GPS付き自社ローンとは?どんなローンなのか詳しく解説

GPS付き自社ローンとは?

GPS付き自社ローンとは、Global Mobility Service社が出す「MCCS」という遠隔起動システムを用いた自社ローンの一種です。

MCCSは、GPSを使った位置情報の取得や本体に内蔵したあらゆるセンサー類を駆使し車両情報のセンシングはもちろんのこと、モビリティの遠隔起動制御も可能にした最新のIoTデバイス
Global Mobility Service株式会社

この機能があることでファイナンスへの活用が可能となり、これまでに金融機関・ファイナンス企業が提供できなかったような画期的なオートローンが実現しています。
カーシェアリングやオートリース、自社ローン、盗難防止などに転用されています。

GPS付き自社ローンにおいてMCCSは、購入後の車を追跡装置で追跡し、ローンが返済されない場合は、車のエンジンを遠隔起動制御で停止します。
毎月の支払いが滞ることがない限り、監視や遠隔起動制御することはなく、全く普通の自社ローンと変わりのないものになります。

このMCCSを用いた自社ローンの登場により、販売店としては支払い不能になる可能性が減った為、支払い総額を下げ、購入者としては他のローンより安く車両を購入することができるようになりました。

従来の自社ローンとGPS付き自社ローンの違い

GPS付き自社ローン従来の自社ローン
価格安い普通
審査大幅に緩和普通
支払い回数84回から120回も可能36回
保証人必要なし必要
納期20日程度15日程度
GPSありなし

GPS付き自社ローンのメリットとは?

従来の自社ローンより大幅に安く車両を購入できる

GPS付き自社ローンは従来の自社ローンより支払い不能になりにくい傾向にあります。
また、販売店としてはGPSを取付けることで支払い不能になった車両を引き上げることもできます。
その為、従来の自社ローンより販売リスクが軽減され、購入者としては支払総額を2割から3割程度従来の自社ローンより安く購入することができます。

金融事故があっても審査が大幅に通りやすい

GPS付き自社ローンなら従来の自社ローンより2割から3割程度割安で車を購入することが可能です。
その為、ローン審査にあたる金額が圧縮され、より審査に通りやすくなります。

支払い回数を長く設定できる

一般的な自社ローンは36回程度が上限になりますが、GPS付き自社ローンの場合、86回から120回の支払い設定も可能です。
支払い回数が増えることで月々の支払いを大幅に減額することができます。

保証人が必要ない

ディーラーローンや金融機関系ローンは購入者の信用情報を元に審査する為、保証人を求められることはありませんが、自社ローンの場合、保証人・頭金をつけることが購入の条件の場合がほとんどです。
GPS付き自社ローンの場合、支払い不能リスクや車両の引き上げリスクが軽減する為、保証人をつける必要がありません。

GPS付き自社ローンのデメリットとは?

GPSの設置手数料がかかる

GPS取付工賃が8万円から15万円程度かかります。
また、販売店舗によってはの別途毎月のGPS端末使用料金を数千円とるところもあります。

納車まで数日時間がかかる

GPSの取付に伴い、従来の自社ローンより数日時間がかかることがあります。

車の所有権がない

金融機関系ローンは購入資金を借り、その借りた資金から車を購入する為、所有権を本人が持つことが可能です。
しかし自社ローンは中古車販売店が車両代を立て替えてくれているようなイメージになりますので、支払いが完了するまで所有権が中古車販売店から購入者に移ることはありません。
その為、支払い完了前の車両を売却することはできません。
また、返済途中での解約の際には一括返済の必要があります。
これらのデメリットはGPS付き自社ローンを含む全ての自社ローンにあるものです。

関連記事:保証人なし!ブラック可!最新GPS付きMCCSローンとは?

GPSに抵抗がある

GPSを取り付けるのは抵抗がある…。
という方も中にはいるでしょう。
しかしスマートフォンのアプリも位置情報をoffにしていますか?
というとそうではないのではないでしょうか。

GPSは監視するのが目的ではなく、支払いが滞った時の救済システムなので逐一場所を伺っているというわけではありません。

また、GPSの機械が見えたらカッコ悪いという方もいますが、MCCSはイグニッションボタン(エンジン始動鍵穴)からエンジンの間に設置するシステムの為、GPSが車内に露出することはありません。

GPS付き自社ローンが今後は主流に

購入者としては、

従来の自社ローンより圧倒的に安く車両を購入できる・保証人がいらない・支払い期間が長く設定できるというメリットになりますし、

販売店としては、

  • 支払いの不履行が起きにくくなる
  • 支払い不履行になった車を回収できる
  • 支払い総額が大幅に安くセールスができる

といったメリットがあります。
その為、GPS付きローンはこれからの主流になるのではと言われています。

GPS付き自社ローンが向いてる人は?

支払額を少しでも安くしたい人

現存する自社ローンのなかで最も車を安く購入できるローンです。
支払額を少しでも割安にしたい人に向いています。

自営業やフリーター等社会信用に不安の人

アルバイト・パートタイム・派遣社員といった雇用契約の方であってもGPS付き自社ローンなら購入可能です。
雇用契約に関わらず十分な収入があれば、支払い能力があると判断できる為、GPS付き自社ローンの審査に通ることができます。

ブラックリストに載っている人

自己破産や個人再生、任意整理といった債務整理を行うと、信用情報機関に免責から5年程度、情報が残ると言われています。
その為、信用情報を元に審査するディーラーローンや金融機関系ローンは難しくなります。
GPS付き自社ローンであれば信用情報機関の過去の情報より「これからも安定的に支払いができるのか」を見る為、債務整理の有無はそこまで影響ありません。

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