「自動車ローンの審査基準が知りたい。」
「審査に通りやすい自動車ローンとは?」
「自動車ローンの審査はなぜ難しい?」
本記事では、自動車ローンの審査基準、審査に通りやすい自動車ローンなどについて解説します。
自動車ローンの審査基準とは?
自動車ローンの審査基準は、明確には公表されておりませんが、年収や職業、年齢などに関する審査基準を設けているローンが多いです。
新車ローンだけでなく、中古車ローンでも、基本的な情報は同じようにチェックされます。ただし、借入先や融資希望額などによって審査通過のハードルは異なります。
一般的な自動車ローンでは、どのような審査が行われるのか、銀行のマイカーローンガイドラインをもとに詳しくチェックしてみましょう。
年収
一般的には、申込者の前年度の年収が200万円以上であることが必要です。ただし、年収以外の要素も含めた総合的な審査となるため、年収が200万円未満でも融資を受けることは可能です。
職業・雇用形態
自動車ローンの返済は、数年にわたって行われることから、申込者が継続的に安定した収入を得られる職業に就いているかどうかも、審査の対象になります。こちらの場合は、申込者の職業と雇用形態が重要になります。
正社員や公務員などの正規雇用者は、毎月の収入が安定していると評価され、派遣社員やアルバイト、個人事業主、自営業者などの非正規雇用者は、正規雇用者に比べて収入が安定していないと評価される傾向があります。
雇用期間
職業や雇用形態と同様に、自動車ローンの審査では、申込者が今後も収入を得られるかどうかを判断するために、勤続年数もチェックされます。一般的には、1年以上が目安とされ、3年以上が理想とされています。
年齢
自動車ローンには年齢制限があります。年齢条件は金融機関や消費者金融によって異なりますが、「申込時の年齢が20歳以上65歳未満」、「申込時の年齢が18歳以上65歳未満(最終返済時の年齢が70歳未満)」といった条件を設けているところもあります。
申込時の年齢が、上限に近い場合、長期のオートローンが組めない可能性があります。
現在の借入額
住宅ローンやカーリースなど、すべての年間返済額に対して年収の30~35%が返済負担率です。返済負担率(%)は、年間返済額を年収×100で割って算出します。
多くの金融機関や信販会社では、1,000万円以下としていますが、300万円や500万円としているところもあります。
信用情報
一般的に自動車ローンでは、信用情報機関に登録されている申込者の信用情報も、審査の対象になります。ローンの返済や税金、携帯電話の支払いなどに延滞や滞納がないか、過去5~7年以内に自己破産などの債務整理をしていないかなどがチェックされます。
このような金融事故情報が記録されていると、申込者の返済能力が低いと判断され、審査で不利になる可能性があるので注意しましょう。
自動車ローンの審査はなぜ難しい?
自動車ローンの審査はなぜ難しいのでしょうか?また、自動車ローンの審査は、どのように決まるのでしょうか?審査の種類と対策についてご紹介します。
属性や借入状況の基準を満たしているからといって、100%審査に通るわけではありません。ローン審査でチェックされる内容に問題がなくても、実際に審査を受けたら落ちてしまったという人もいます。
自動車ローンの審査は、借入希望額や申告内容によっては通らないこともあるので注意が必要です。ここでは、自動車ローンの審査に通りにくい理由を詳しく解説します。
借入額が大きすぎるから
自動車ローンの審査に通りにくい理由のひとつに、借入希望額が大きすぎることが挙げられます。年収に見合わない高額な借入希望額を提示すると、返済リスクが高いと判断されて審査に通らないことがあります。
虚偽申告によるもの
ローンの申込時に虚偽の申告をすると、信用情報や借入希望額に問題がなくても審査に通らない可能性が高くなります。虚偽の申告をする人は信用できないと判断されるからです。
審査に通りやすい自動車ローン
審査に通りやすい自動車ローンについて解説します。
審査の厳しさは、自動車ローンの種類によって異なると言われています。
- 金融機関(銀行など)のオートローン: 金利は低いが、審査が厳しく事務手続きが手間である。
- 信販会社(ディーラーなど)のオートローン.:金利は高めだが、審査が早く通りやすい。
- カードローンや消費者金融..:金利は高めだが、審査は簡単で審査スピードも速い。
そのため、「まずは銀行で審査を受けて、落ちたら販売店や代理店で融資を受ける」というのも選択肢のひとつです。ただし、あまり多くのローンに申し込むと審査に通りにくくなるので、申し込み件数には注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?自動車ローンの審査基準、審査に通りやすい自動車ローンなどについて解説しました。